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~ベットの選び方~
ベットの選び方
「布団の床敷き」「高床式畳」「低床ベット」があなたに不適切ならばベットを選びましょう。
ここでは介護保険の適応となる「介助用ベット」を中心に話を進めます。
ケアマネージャーさん、福祉用具のレンタルメーカーの方とよく相談してどんなベットにするか決めてください。
選ぶ時のポイント
【重要ポイント】
寝る方が「自立している人」「なんとか起きあがれる人」「寝たきりの人」で選択肢が変わります。
【高さ】
「自立している人」や、「なんとか起きあがれる人」は立ち上がりやすい高さかが重要です。
床に足をつけて座った時、膝、足、股関節が90度くらいの高さが最適です。
(平均は男性は36センチ、女性は33センチ)
寝た切りの人は介助しやすい高さかが重要です。電動の高さ調整が必要でしょう。
【背上げ機能、膝挙げ機能が必要か】
なんとか起きあがれる人、寝たきりの人などは必要な場合があります。
背上げなどの動きはモーターで行います。モーターの数が多いと細かな調整が出来ます。
1モーターから3モーターまであります。(写真は3モーター)
上のベットはマットレスを支えるのに何枚もの台(ボトム)があります。
この台(ボトム)が背を上げたり膝を上げた時体に合うものを選びましょう
【横幅】
おおよそ①小 83センチ ②中 90センチ ③大100センチの製品が多いです
「自分でなんとか起き上がれる人」は幅が広いほうが良いでしょう。
狭いと腕を横に伸ばせず起き上がる動作が困難になります。
どうしても狭いベットを選ばなくてはいけない場合は腕の部分だけ横幅を延長する意味でナイトテーブルを置くことも有効です。
意識のない状態は狭いベットが介護はしやすく便利です。
部屋のサイズに合っているかも大事です。
ベットを置いて車椅子が入らないでは困ります。
【長さ】
基本的には180cm(ミニ)、191cm(レギュラー)、205cm(ロング)の3種類です
自分の身長に合わせましょう。
【ベット柵】
2つ目的があります
①転落予防 徘徊防止
②手すりがわり(起き上がり 立ち上がりをしやすくする)
自分の生活パターンに応じ必要なものを選びましょう。
長さがベットの半分、3分の1、一部が可動式のものがあります。
可動式の物は座位の時、可動部分を開き、つかまる事で座位の安定、立位をとりやすくなります。
短いものを頭側に付けると座った時 体にぶつからず、腰かけやすくなります。