環境を整えよう
配置する
~寝具の種類~
寝具の種類
多くの時間を寝室で過ごす方もみえます。そんな方にとって
寝具をどうするか。また、どこに配置するかは重要なポイントになります。
「ベット」か「布団の床敷き」か?
今では当たり前のように病気になるとベットで寝るものだと考えます。
病院関係者もベットを勧めるでしょう。確かに多くの人にベットは有効です。
ベットの特徴
①足を下ろして座ることが出来る(端座位)
②立ち上がりやすい
③車椅子からベットに移動しやすい
④立ち上がりが、しやすいので歩く動作に移行しやすい
⑤介助する人に負担が少ない
布団の床敷き特徴
「布団の床敷き」をお考えの人は、以下の事が出来る必要があります。
①足を投げ出して座る、あぐらをかいて座るなど床での座位がとれる。
②床に降りる 床から立ち上がる2つの動作を自分で出来るか、無理なく介助できる人がいる。
※床に降りる。 床から立ち上る。の方法、介助方法は以下のビデオをご覧ください
床に降りる方法
床から立ち上がる
床からの立ち上がりは椅子が大変重宝します。卓袱台でもいいでしょう。
また以下のような道具もいいでしょう。
布団の床敷きは「這うこと」「いざること」が出来る人は歩く事なく床を移動できます。
畳の部屋はより都合がいいでしょう。障がいの特長によっては床での生活の方が幅が広がる場合もあります。
高床式畳
ベットと布団の床敷きの両方の良さをかねたものが高床式畳です。
ただし車椅子の移動スペースの邪魔にならないようにある程度の部屋の広さが要ります。
ちなみに畳の幅は地域により異なり、西日本では95センチ。中部地方では91センチ。
東日本では88センチ。アパート、マンションでは85センチが、主流となっています。
高床式畳の幅やサイズは特殊で一般的な畳サイズより小さいです。商品のサイズを御確認してご購入してください
高床式畳は高さも気をつけてください 30センチ付近 40センチ付近の商品があります。
足が短い人は30センチ付近でもよいでしょうが一般的には低すぎ、立ち上がりが困難になります。
40センチ付近の商品が無難かと思います。
低床ベット
高床式畳は床を高くしてベットと布団の床敷きの両方の良さを目指しました。
低床ベットはその逆です。ベットを床の高さまで下げる事が出来ます。